この記事では、HubSpotのサードパーティ製アプリ「Custome Workflow Starter」に含まれる「Comparison Action(文字列比較アクション)」機能について、その目的、利用用途、そして実際の操作手順を動画に沿って解説します。


このワークフローアクションの主な目的は、ワークフロー内で2つの文字列(プロパティの値、または固定の文字列)を、特定のロジックで比較することです。
HubSpotの標準機能である「IF/THEN分岐」でも条件に基づく比較は可能ですが、このカスタムアクションは比較結果を「yes」または「no」というデータ(出力値)として返します。この出力値を後続のアクションで別のプロパティに保存したり、さらに別の分岐の条件として使用したりできるため、より高度で柔軟な自動化ロジックを組むことが可能になります。
この機能は、プロパティの値に基づいて特定の判定を行いたい場合に役立ちます。
動画では、ワークフローに「Comparison Action」を設定し、それが実行されて「yes」という結果を返すまでの流れが紹介されています。
ステップ1: ワークフローとトリガーの確認
イベント日」というプロパティの値が変更されたら起動するように設定されています。ステップ2: カスタムアクションの追加
ステップ3: 比較ロジックの設定
is equal to (次と等しい)is not equal to (次と等しくない)contains (次を含む)does not contain (次を含まない)starts with (次で始まる)ends with (次で終わる)ステップ4: 比較対象の文字列を設定
ステップ5: ワークフローの有効化と実行確認
ステップ6: 実行結果の確認
results(結果)としてyesという値が返されています。no が返されます。このように、「Comparison Action」を使用することで、文字列同士を比較した結果を「yes/no」のデータとして取得し、その後のワークフローアクションに活用できます。
いいえ、標準機能ではありません。この記事で解説されている機能は、「Custome Workflow Starter」というサードパーティ製(外部開発)アプリをHubSpotにインストールすることで利用可能になるカスタムアクションです。
HubSpot標準の「IF/THEN分岐」は、条件を比較してその場でプロセスを分岐させます。一方、このカスタムアクションは、比較した結果を「yes」または「no」というデータ(出力値)として返すことだけを行います。この出力値を後続のアクションで別のプロパティ(例:「キーワードありフラグ」)に保存したり、その後の分岐条件として利用したりできる点が大きな違いです。
はい、可能です。ステップ4の設定で、「Source String(比較元の文字列)」に「お問い合わせ内容」プロパティのトークンを指定し、「Comparison Logic(比較ロジック)」で「contains (次を含む)」を選択、そして「Comparison String(比較先の文字列)」に固定のテキストで「緊急」と入力することで、その判定ができます。