この記事では、HubSpotのサードパーティ製アプリ「Custome Workflow Starter」に含まれる「Object Association Action(オブジェクト関連付けアクション)」機能について、その目的、利用用途、そして実際の操作手順を動画に沿って解説します。


このワークフローアクションの主な目的は、ワークフローのトリガー条件を満たしたレコード(例: コンタクト)を、IDで指定した別の特定のレコード(例: 特定の取引、会社、チケット)に自動で関連付けることです。
HubSpotの標準機能でも関連付けは可能ですが、このアクションはレコードIDを直接(またはプロパティトークン経由で)指定して、特定の単一レコードに紐づける自動化をシンプルに実現できる点に特徴があります。
この機能は、特定のプロセスが開始されたタイミングで、関連するレコードを自動で接続したい場合に役立ちます。
動画では、コンタクト(test)がトリガー条件を満たした際、特定のIDを持つ「取引(Deal)」レコードに自動で関連付けられるまでの流れが紹介されています。
ステップ1: 実行前のデータ確認
test)のレコード画面を確認します。ステップ2: ワークフローとトリガーの確認
イベント日」というプロパティの値が変更されたら起動するように設定されています。ステップ3: カスタムアクションの追加
ステップ4: 関連付けの設定
Deal(取引)が選択されています(他にも Company や Ticket などが選択可能です)。17996498290 を直接入力しています。ここには、別のプロパティに保存されたIDをトークンで挿入することも可能です。ステップ5: ワークフローの有効化と実行確認
status(ステータス)が success になっていることが確認できます。ステップ6: 実行結果の確認
test)のレコード画面に戻り、ページをリロードします。
いいえ、標準機能ではありません。この記事で解説されている機能は、「Custome Workflow Starter」というサードパーティ製(外部開発)アプリをHubSpotにインストールすることで利用可能になるカスタムアクションです。
はい、可能です。ステップ4で解説されているように、「Object ID(オブジェクトID)」の入力欄には、固定のID(例: 17996498290)を直接入力するだけでなく、プロパティトークン(パーソナライズトークン)を使用して、コンタクトが持つプロパティの値を参照して関連付けることができます。
いいえ、できません。このアクションは、設定画面で指定した「Object ID」を持つ**「特定」の1件のレコード**に自動で関連付けるための機能です。複数の異なるレコードに同時に関連付けたい場合は、このアクションを必要な回数分、ワークフロー内に並べて設定する必要があります。