この記事では、HubSpotのサードパーティ製アプリ「Custome Workflow Business v2」に含まれる「Record Merge Action(レコードマージアクション)」機能について、その目的、利用用途、そして実際の操作手順を動画に沿って解説します。


このワークフローアクションの主な目的は、HubSpot内に存在する2つのレコード(例:重複した会社)を、ワークフローで自動的にマージ(統合)することです。
HubSpotの標準機能にも手動のマージ機能はありますが、このアクションを使うことで、特定のプロセスの一部としてレコードの統合を自動化できます。
このアクションは、以下の2つのレコードIDを個別に指定して実行されます。
この機能は、データクレンジングや組織再編のプロセスを自動化する際に役立ちます。
test1 と test2)を、片方をプライマリーとして自動でマージする。動画では、test2 という会社を test1 という会社にマージし、test2 を削除するまでの流れが紹介されています。
ステップ1: 実行前のデータ確認
test1(プライマリー/残す側)と test2(ソース/削除する側)が存在することを確認します。ステップ2: ワークフローとトリガーの設定
ステップ3: カスタムアクションの追加
ステップ4: マージするIDの指定
test2 のレコードID)を入力します。test1 のレコードID)を入力します。ステップ5: ワークフローの有効化と実行
test1(プライマリー側の会社)にチェックを入れます。ステップ6: 実行結果の確認
test2(ソース)レコードは test1(プライマリー)レコードにマージされます。test2 レコードが一覧から消え、test1 レコードのみが残っていることが確認できます。
いいえ、標準機能ではありません。HubSpotにも手動でレコードをマージする標準機能はありますが、この記事で解説されているワークフローによるマージの自動化は、「Custome Workflow Business v2」というサードパーティ製(外部開発)アプリをインストールすることで利用可能になるカスタムアクションです。
「Record ID (ソース)」に指定したレコードが削除されます。このアクションは、「ソース」レコードの持つ情報や関連オブジェクトをすべて「プライマリー」レコードに移行させた後、「ソース」レコード自体をデータベースから削除します。記事の例では、test2 が「ソース」(削除される側)で、test1 が「プライマリー」(残る側)です。
はい、可能です(ただし、動画とは設定方法が異なります)。動画では2つのIDを両方とも手入力(固定)していますが、このアクションの入力欄がプロパティトークン(パーソナライズトークン)に対応していれば、以下のように設定できます。 ワークフローのトリガーを、マージ元(削除したい側)のレコードが満たすように設定します。 アクション設定の「Record ID (ソース)」に、ワークフローに登録されたレコードのID(プロパティトークン)を指定します。 「Record ID (Primary)」に、マージ先(残したい側)のレコードIDを固定で入力します。