この記事では、HubSpotのサードパーティ製アプリ「Custome Workflow Starter」に含まれる「Country output from address(住所から国名を出力)」アクション機能について、その目的、利用用途、そして実際の操作手順を動画に沿って解説します。


このワークフローアクションの主な目的は、HubSpotのプロパティに保存されている住所(市区町村や番地など、国名を含まない文字列)を基に、その住所が属する国名を自動で検索・推定することです。
アクションの説明にあるように、「茨城県取手市白山7-5-1」のような日本の住所からは "Japan" を、「Nelson Ave, Burnaby, BC」のようなカナダの住所からは "Canada" を出力します。
計算結果は「result」(結果)という出力値として返されます。この値を後続のワークフローアクションに利用できます。プロパティの更新や分岐条件にご利用ください。
この機能は、国名データが欠落している住所情報を整備する際に非常に有効です。
動画では、カナダの住所文字列("Nelson Ave, Burnaby, BC")から国名("Canada")を検索するワークフローの設定と実行結果が紹介されています。
ステップ1: ワークフローとトリガーの確認
イベント日」というプロパティの値が変更されたら起動するように設定されています。ステップ2: カスタムアクションの追加
ステップ3: アクションの選択
ステップ4: 検索する住所の指定
jp, en, japanなど)を選択します。"Nelson Ave, Burnaby, BC" と入力しています。ステップ5: ワークフローの有効化と実行確認
ステップ6: 実行結果の確認
LABEL(ラベル)が result、VALUE(値)が Canada となっています。この Canada という出力値は、後続の「プロパティの値を設定」アクションなどで、コンタクトの「国/地域」プロパティに保存するために使用できます。
いいえ、標準機能ではありません。この記事で解説されている機能は、「Custome Workflow Starter」というサードパーティ製(外部開発)アプリをHubSpotにインストールすることで利用可能になるカスタムアクションです。
いいえ、日本やカナダ以外の住所にも対応していると考えられます。この記事の目的セクションでは、日本の住所(例: "茨城県取手市白山7-5-1")とカナダの住所(例: "Nelson Ave, Burnaby, BC")を例として挙げていますが、これは機能の一部を紹介するものであり、グローバルな住所の国名推定に利用できる機能です。
このアクション自体は国名を「出力(result)」するだけです。その値をプロパティに保存するには、ワークフローでこのアクションの後に、HubSpot標準の「プロパティの値を設定」アクションを追加する必要があります。 その設定で、保存先のプロパティ(例: 「国/地域」)を選び、設定する値としてこの「Country output from address」アクションの出力値(result)をトークンで指定します。