この記事では、HubSpotのサードパーティ製アプリ「Custome Workflow Starter」に含まれる「Batch Property Clear Action(プロパティの一括クリアアクション)」機能について、その目的、利用用途、そして実際の操作手順を解説します。


このワークフローアクションの主な目的は、特定のトリガー条件を満たしたコンタクト(または他のオブジェクト)の複数のプロパティ値を一度にまとめてクリア(削除)することです。
標準のHubSpotワークフローでは、プロパティをクリアする際に「プロパティ値を設定」アクションを使い、一つずつ空の値を設定する必要がありますが、このカスタムアクションを使えば、1つのアクションで最大5つ(動画のUIに基づく)のプロパティを同時に処理できます。
この機能は、以下のようなデータクレンジングやプロセス自動化の場面で非常に役立ちます。
動画では、特定のプロパティ(「イベント日」)が更新されたことをトリガーに、指定した3つのプロパティ(「City」「Company Name」「Country/Region」)の値を自動でクリアする流れが紹介されています。
ステップ1: 実行前のデータ確認
ステップ2: ワークフローのトリガー設定
イベント日 というプロパティの値が変更され、値が設定された(is known)」時に設定されています。ステップ3: カスタムアクションの追加
ステップ4: クリアするプロパティの指定
Clear Property 1: City(市区町村)Clear Property 2: Company Name(会社名)Clear Property 3: Country/Region(国/地域)ステップ5: ワークフローの有効化と実行確認
clearedProperties(クリアされたプロパティ)として city,company,country がリストされており、3つのプロパティが正常に処理されたことがわかります。ステップ6: 実行結果の確認
このように、「Batch Property Clear Action」を使用することで、特定の条件をトリガーにして、複数のプロパティ値を効率的に一括削除する自動化プロセスを簡単に構築できます。
いいえ、標準機能ではありません。この記事で解説されている機能は、「Custome Workflow Starter」というサードパーティ製(外部開発)アプリをHubSpotにインストールすることで利用可能になるカスタムアクションです。
最大の違いは、一度に処理できるプロパティの数です。HubSpotの標準アクションでは、1つのアクションで1つのプロパティしか値をクリア(空に設定)できません。一方、この「Batch Property Clear Action」は、1つのアクションで最大5つの異なるプロパティの値を同時にクリアできます。
このアクションで一度に指定できるのは最大5つまでです。もし6つ以上のプロパティをクリアしたい場合は、この「Batch Property Clear Action」を2つ(例:5つクリアするアクションと、残りの1つをクリアするアクション)ワークフローに連続して設定する必要があります。