HubSpotフォームの自動化機能を活用することで、フォーム送信後の処理を自動化し、業務の効率化を図ることができます。
HubSpotフォームの自動化機能は、フォーム送信後に自動的に実行されるアクションを設定できる機能です。自動化機能は、フォームエディタの「自動化」タブで設定できます。自動化機能では、以下のようなアクションを設定できます:
これらのアクションを組み合わせることで、フォーム送信後の処理を自動化できます。
自動化機能を使用して、フォーム送信後に自動的にメールを送信できます。例えば、フォーム送信者に対して、お問い合わせありがとうございましたというメールを自動送信することができます。メールのテンプレートは、HubSpotのメールエディタで作成できます。
フォーム送信時に収集した情報を、コンタクトプロパティに自動的に反映させることができます。例えば、「お問い合わせ内容」というカスタムプロパティを作成し、フォーム送信時にその値を自動的に更新するなどの設定が可能です。
フォーム送信をトリガーとして、HubSpotのワークフローを自動的に実行できます。例えば、フォーム送信者を特定のリストに追加したり、スコアリングを行ったりするなどの処理を自動化できます。
フォーム送信時に、Slackに自動的に通知を送ることができます。これにより、営業担当者やカスタマーサポート担当者に、リアルタイムでお問い合わせがあったことを通知できます。
HubSpotのフォーム機能は、Webサイト上でユーザーの情報を収集し、 資料ダウンロードなど効果的なマーケティングを実現するための重要なツールです。本記事では、HubSpotフォームの基本的な機能と、その活用方法について詳しく解説します。
HubSpotフォームには、大きく分けて2種類あります。
前者は、HubSpotのドラッグ&ドロップ式のエディタを使って簡単にフォームを作成できます。一方、後者は、既存のフォームとHubSpotを連携させることで、フォーム送信時の情報をHubSpotで管理できるようになります。
HubSpotでフォームを作成する際、スタンドアロンページと埋め込みフォームの2つの選択肢があります。両者の違いを理解することで、目的に応じた最適なフォームを作成できます。
スタンドアロンページは、HubSpot上に独立したフォーム専用のページを作成する方式です。このページには、HubSpotが生成したユニークなURLが割り当てられます。スタンドアロンページは、専用のランディングページを作成したい場合や、HubSpotの機能を最大限に活用したい場合に適しています。
埋め込みフォームは、HubSpotで作成したフォームを既存のWebサイトに組み込む方式です。フォームのHTMLコードを生成し、そのコードをWebサイトの任意の場所に貼り付けることで、フォームを設置できます。
埋め込みフォームは、既存のWebサイトにフォームを追加したい場合や、Webサイトのデザインとの一貫性を維持したい場合に適しています。
スタンドアロンページと埋め込みフォームは、目的に応じて使い分けることが重要です。以下のようなケースを参考に、適切な方式を選択しましょう:
HubSpotでフォームを作成する際は、入力フィールドに必要な項目を追加し、必須項目や非表示項目を設定します。また、フォーム送信後の挙動や、フォームデザインのカスタマイズも可能です。
フォーム フィールド 項目には、以下のようなものがあります:
これらの項目を組み合わせることで、目的に応じたフォームを作成できます。
HubSpotのフォームを作成する際、Eメールの設定は必須ではありませんが、強く推奨されています。
HubSpotでは、Eメールアドレスを基にコンタクトの一意性を保証しています。つまり、同一のEメールアドレスを持つコンタクトを重複して作成することはできません。フォームにEメールの設定を行うことで、フォーム送信時に収集したEメールアドレスを基に、コンタクトの重複をチェックできます。
フォーム送信時に収集したEメールアドレスが、既存のコンタクトと一致する場合、HubSpotは自動的にそのコンタクトにマージします。これにより、コンタクトの情報を一元管理できるようになります。Eメールの設定を行わない場合、この自動マージ機能を活用できません。
HubSpotでは、ファーストパーティクッキーを使用して、Webサイト訪問者の行動履歴を追跡しています。フォームにEメールの設定を行うことで、フォーム送信時にファーストパーティクッキーを紐付けできます。これにより、コンタクトの行動履歴をより詳細に把握できるようになります。
HubSpotのマーケティングオートメーション機能を活用するには、コンタクトのEメールアドレスが必須です。フォームにEメールの設定を行うことで、フォーム送信時に収集したEメールアドレスを基に、マーケティングオートメーションのワークフローをトリガーできます。
HubSpotのフォームでは、フィールドの出し分けを行うことで、ユーザーの回答に応じて動的にフォームを変更できます。
HubSpotのフォームでは、特定のフィールドの値に基づいて、他のフィールドの表示/非表示を切り替えることができます。この機能を「出し分けロジック」と呼びます。出し分けロジックを使用することで、ユーザーの回答に応じてフォームを動的に変更し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。
出し分けロジックを設定するには、以下の手順を実行します:
出し分けロジックは、チェックボックス、ドロップダウンリスト、ラジオボタンなどのフィールドに対して設定できます。
出し分けロジックは、様々なシナリオで活用できます。以下に、代表的な活用例を紹介します:
お問い合わせフォームで、「製品の種類」をドロップダウンリストで選択させる場合、選択した製品に応じて追加の質問を表示することができます。例えば、「製品A」を選択した場合は「製品Aの用途」を、「製品B」を選択した場合は「製品Bの予算」を表示するなどの設定が可能です。
ユーザーの属性(企業規模、業種、職種など)に応じてフォームのフィールドを出し分けることができます。例えば、「企業規模」が「大企業」の場合は「年間予算」を、「中小企業」の場合は「導入時期」を表示するなどの設定が可能です。
フォーム送信後の挙動は、以下の3つから選択できます:
また、エンタープライズプランでは、フォーム送信後に予約フォームを表示することもできます。
展示会やイベントなどで、同一端末(タブレットやPC)を使って複数の顧客にHubSpotフォームを入力してもらう場合、いくつかの注意点があります。
HubSpotでは、フォーム送信時のファーストパーティクッキーを使用して、コンタクトのマージを行っています。同一端末で複数の顧客がフォームを送信した場合、HubSpotはクッキー情報に基づいて、全てのフォーム送信を同一のコンタクトとしてマージしてしまう可能性があります。
この問題を解決するには、フォームの設定で「新しいメールで常にコンタクトを作成」オプションを有効にする必要があります。このオプションを有効にすることで、同一端末からのフォーム送信であっても、Eメールアドレスが異なる場合は別のコンタクトとして作成されます。
「新しいメールで常にコンタクトを作成」オプションを有効にするには、以下の手順を実行します:
このオプションを有効にすることで、同一端末からのフォーム送信でも、個別のコンタクトとして作成されるようになります。
HubSpotフォームのデザインは、ユーザーエクスペリエンスと変換率に大きな影響を与えます。
HubSpotには、あらかじめ用意されたデザインテンプレートが複数用意されています。これらのテンプレートを活用することで、専門的なデザインスキルがなくても、見栄えの良いフォームを作成できます。テンプレートは、フォームの用途に合わせて選択しましょう。
より高度なデザインカスタマイズを行いたい場合、フォームの設定で「未加工のHTMLフォームとして設定」オプションを有効にすることで、HubSpotのデフォルトCSSを無効化できます。これにより、完全に自由にフォームのHTMLとCSSを記述できるようになります。ただし、HTMLとCSSの知識が必要となります。また、この機能はMarketing HubまたはCMS HubのProfessionalまたはEnterpriseサブスクリプションをご利用のでないと利用できません。
HubSpotフォームの自動化機能を活用することで、フォーム送信後の処理を自動化し、業務の効率化を図ることができます。
HubSpotフォームの自動化機能は、フォーム送信後に自動的に実行されるアクションを設定できる機能です。自動化機能は、フォームエディタの「自動化」タブで設定できます。自動化機能では、以下のようなアクションを設定できます:
これらのアクションを組み合わせることで、フォーム送信後の処理を自動化できます。
自動化機能を使用して、フォーム送信後に自動的にメールを送信できます。例えば、フォーム送信者に対して、お問い合わせありがとうございましたというメールを自動送信することができます。メールのテンプレートは、HubSpotのメールエディタで作成できます。
フォーム送信時に収集した情報を、コンタクトプロパティに自動的に反映させることができます。例えば、「お問い合わせ内容」というカスタムプロパティを作成し、フォーム送信時にその値を自動的に更新するなどの設定が可能です。
フォーム送信をトリガーとして、HubSpotのワークフローを自動的に実行できます。例えば、フォーム送信者を特定のリストに追加したり、スコアリングを行ったりするなどの処理を自動化できます。
フォーム送信時に、Slackに自動的に通知を送ることができます。これにより、営業担当者やカスタマーサポート担当者に、リアルタイムでお問い合わせがあったことを通知できます。