HubSpotのワークフローを運用する際、「このコンタクトが直近でどのマーケティングキャンペーンに反応(登録)したのかを自動で把握したい」といったニーズが発生します。
このような、ワークフロー実行中のコンタクト個人の行動履歴を動的に検索する処理は、サードパーティ製のカスタムワークフローアクションによって可能になります。
この記事では、「コンタクトの直近の登録キャンペーンを検索するアクション」の目的、具体的なユースケース、そして設定ステップを解説します。


このアクションの主な目的は、コンタクトベースのワークフローの実行中に、そのワークフローを実行中のコンタクトが「直近(例:昨日から現在まで)で登録されたマーケティングキャンペーン」を1件、自動で特定することです。
このアクションは、コンタクトが短期間に複数のキャンペーンに登録した場合、その中で最も新しく登録されたキャンペーンを優先して見つけ出します。
最終的な目的は、見つかった**キャンペーンの詳細情報(キャンペーンID、キャンペーン名、キャンペーンメモ)**を取得(出力)し、それを後続のアクション(プロパティの更新、タスク作成、If/then分岐など)で利用することです。
このアクションは、コンタクトの最新の行動(どのキャンペーンに興味を持ったか)を即座に把握し、自動化に活かすために使用されます。
campaignId (キャンペーンID)campaignName (キャンペーン名)campaignNotes (キャンペーンメモ)このアクションは「キャンペーン情報を見つける」までです。取得した情報を活用するには、後続のステップで別のアクション(標準機能や同アプリの別アクション)を組み合わせます。
活用例: 取得したキャンペーン名をコンタクトのプロパティに保存する
campaignName)のトークンを選択します。これで、コンタクトがワークフローを実行するたびに、その時点での最新の登録キャンペーン名が自動でプロパティに記録されるようになります。
いいえ、標準機能ではありません。これは「Custom Workflow Professional v2」というサードパーティ製(外部開発)アプリをインストールすることで利用可能になるカスタムアクションです。
このアクションは、ワークフローを実行中のコンタクト自身を自動的に参照します(ステップ2)。そのため設定は不要です。そのコンタクトが「直近(例:昨日から現在まで)」に登録した、最も新しいキャンペーンを1件特定して情報を返します。
いいえ、自動では保存されません。この記事の「【重要】取得した情報の活用方法」で強調されている通り、このアクションの役割は、キャンペーン情報を検索して出力することだけです。 その情報をプロパティに保存するには、このアクションの後に、HubSpot標準の「プロパティの値を設定」アクションを別途追加し、出力トークン(campaignName)を値として指定する必要があります。