🎯 目的
このワークフローの目的は、
HubSpot内のオブジェクト間の関連付け(アソシエーション)を一括解除し、データ構造を整理することです。
例えば以下のようなシーンに有効です:
- 重複したコンタクトに紐づいた古い取引を一括解除したい
- GDPRや社内ルールで活動履歴を分離・削除する前に関連を外したい
- 外部連携(APIやアプリ)で誤って大量の関連付けが行われた場合に修正したい
- データ統合やマージ前に一度関係性をリセットしたい
このアクションは「レコードを削除せず、関連だけを解除」するため、安全にクリーンアップ作業を自動化できます。
🧭 主なユースケース
ユースケース 内容
🔁 重複データの整理: 同一顧客に誤って紐づいた複数取引・チケットの解除🧹
クリーンアップ作業:外部連携やインポートで自動紐づけされた不要な関連の解除
🧾 法令・社内ルール:対応GDPR、プライバシー関連の履歴分離(削除前のアソシ解除)
🧩 統合作業前の初期化:データ統合・再構成時に一度リセットして再関連付けを行う
⚙️ 連携アプリリセット:外部アプリやZapier、n8n経由での再接続前に紐づきを解除
🪜 操作手順(動画の流れ)
- ワークフロー画面へ移動
メニューから Automation → Workflows を選択。 - 新規ワークフロー作成
「From scratch」から新しいワークフローを作成。対象オブジェクト(例:Contacts)を選択。 - トリガー設定(任意)
自動で動かす場合は「Enrollment trigger」で条件(例:タグやリスト条件など)を設定。
テスト時は手動登録でも可。 - アクションを追加
キャンバス上の「+」をクリックし、アクション一覧から「全関連付け解除アクションv2」を選択。 - 解除対象を指定
取引、チケット、コンタクト、会社など、解除対象を選択。 - 設定を保存して有効化
「Save」→「Review and publish」→「Turn on」でワークフローを有効化。 - ログ確認
ワークフローの「History」でアクションが「Succeeded」と表示されているかを確認。
⚠️ 注意点
- このアクションは関連付けのみを削除します。レコード自体は削除されません。
- 元に戻す操作(Undo)はできません。必要に応じてバックアップを取得しておきましょう。
- 使用には、該当オブジェクトの編集・アソシエーション管理権限、および当該アプリの接続権限が必要です。
🧠 まとめ
このワークフローを活用すれば、HubSpot上のデータ関係を安全かつ一括で整理できます。
データの正確性を保ちながら、CRM運用をよりスムーズにするための強力なツールです。