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HubSpotワークフローで特定のレコードとの関連付けを自動で解除する方法(Custome Workflow Starter活用)

この記事では、HubSpotのサードパーティ製アプリ「Custome Workflow Starter」に含まれる「Association Removal Action(関連付け解除アクション)」機能について、その目的、利用用途、そして実際の操作手順を動画に沿って解説します。

Demo Video

Detail

目的

このワークフローアクションの主な目的は、ワークフローのトリガー条件を満たしたレコード(例: コンタクト)と、IDで指定した別の特定のレコード(例: 特定の取引、会社、チケット)との関連付けを自動で解除(削除)することです。

利用用途

この機能は、特定のプロセスが完了または変更されたタイミングで、不要になったレコードの接続を自動で解除したい場合に役立ちます。

  • プロジェクトの完了: タスクやプロジェクトが完了したコンタクトを、管理用の取引やチケットレコードから自動で切り離す。
  • ステータス変更時の整理: コンタクトのステータスが「失注」や「解約」になった場合に、関連していた進行中の取引との関連付けを自動で解除する。
  • データクレンジング: 間違って関連付けられたレコード(例:古い取引や重複した会社)を、特定のトリガーで自動的に解除する。

動画で見る設定と実行ステップ

動画では、コンタクト(test)にすでに関連付けられている特定の「取引(Deal)」レコードを、ワークフローによって自動で関連解除するまでの流れが紹介されています。

ステップ1: 実行前のデータ確認

  • ワークフローを実行する前のコンタクト(test)のレコード画面を確認します。
  • 右側のサイドバーに「Deals (1)」として、ID 17996498290 を持つ「test」という取引が関連付けられている状態です。

ステップ2: ワークフローとトリガーの確認

  • ワークフローの編集画面に移動します。
  • トリガー(登録条件)として、「イベント日」というプロパティの値が変更されたら起動するように設定されています。

ステップ3: カスタムアクションの追加

  • ワークフローの「+」アイコンをクリックして、新しいアクションを追加します。
  • アクション選択パネルの「Integrated apps」(連携済みアプリ)セクションから、「Custome Workflow Starter」を選択します。
  • 表示されるカスタムアクションのリストから、「Association Removal Action」(関連付け解除アクション)を選びます。

ステップ4: 関連付けを解除する対象の設定

  • 「Association Removal Action」の設定画面が開きます。
  • Target Object Type(対象オブジェクトタイプ): 関連付けを解除したい先のオブジェクトタイプを選択します。動画では Deal(取引)が選択されています。
  • Target Object ID(対象オブジェクトID): 関連付けを解除したいレコードの「レコードID」を指定します。動画では、解除対象の取引IDである 17996498290 を直接入力しています。
  • 設定後、「Save」(保存)をクリックします。

ステップ5: ワークフローの有効化と実行

  • 「1. Association Removal Action」がワークフローに追加されます。
  • ワークフローを有効化(Workflow is OFFからONへ)します。
  • (動画外で)トリガー条件(「イベント日」の更新)が満たされ、ワークフローが実行されます。

ステップ6: 実行結果の確認

  • ステップ1で確認したコンタクト(test)のレコード画面に戻り、ページをリロードします。
  • ページの読み込み後、右側のサイドバーから「Deals (1)」のセクション自体が消えています。
  • これにより、コンタクトと「test」取引との関連付けがワークフローによって正しく解除されたことが確認できます。

Source Code

HTML
CSS
Javascript

FAQ

この「関連付け解除アクション」は、HubSpotの標準機能ですか?

いいえ、標準機能ではありません。この記事で解説されている「Association Removal Action」は、「Custome Workflow Starter」というサードパーティ製(外部開発)アプリをHubSpotにインストールすることで利用可能になるカスタム機能です。

この機能を使えば、ワークフローのトリガーとなったレコード(例: コンタクト)に関連する「すべて」の取引(Deals)を一度に解除できますか?

いいえ、できません。この記事で紹介されている機能は、あらかじめ「対象オブジェクトID」で指定した**「特定」の1件のレコード**(例: IDが17996498290の取引)との関連付けを解除するためのものです。関連するすべてのレコードを解除する機能ではありません。別のアクションを利用すると全ての解除が可能です。

関連付けを解除したい相手(例: 取引)のIDは、ワークフロー実行のたびに変わる場合、どのように設定すればよいですか?

この記事のステップ4では、解除対象のID(17996498290)を直接手入力する(固定する)方法が紹介されています。もし解除したい相手が動的に変わる場合(例: コンタクトのプロパティに保存されている取引IDを解除したい場合など)は、固定値の入力ではなく、HubSpotの「パーソナライズトークン」機能を使って、プロパティの値を参照するように設定する必要があります。