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HubSpotワークフローで文字列を比較する方法(Custome Workflow Starter活用)

この記事では、HubSpotのサードパーティ製アプリ「Custome Workflow Starter」に含まれる「Comparison Action(文字列比較アクション)」機能について、その目的、利用用途、そして実際の操作手順を動画に沿って解説します。

Demo Video

Detail

目的

このワークフローアクションの主な目的は、ワークフロー内で2つの文字列(プロパティの値、または固定の文字列)を、特定のロジックで比較することです。

HubSpotの標準機能である「IF/THEN分岐」でも条件に基づく比較は可能ですが、このカスタムアクションは比較結果を「yes」または「no」というデータ(出力値)として返します。この出力値を後続のアクションで別のプロパティに保存したり、さらに別の分岐の条件として使用したりできるため、より高度で柔軟な自動化ロジックを組むことが可能になります。

利用用途

この機能は、プロパティの値に基づいて特定の判定を行いたい場合に役立ちます。

  • キーワードのチェック: フォームの自由記述欄(例:「お問い合わせ内容」)に、「緊急」や「見積もり」といった特定のキーワードが**含まれているか(contains)**を判定する。
  • データの検証: 入力されたプロパティが特定の形式(例:「会員コード」が "A-" で始まる(starts with))に準拠しているかを確認する。
  • 特定の値との一致確認: プロパティの値が、特定の値と**完全に一致するか(is equal to)**どうかを判定する。
  • 結果の保存: 比較結果(yes/no)を別のカスタムプロパティ(例:「キーワードありフラグ」)に保存し、その後のリスト作成やレポート、別のワークフローのトリガーとして使用する。

動画で見る設定と実行ステップ

動画では、ワークフローに「Comparison Action」を設定し、それが実行されて「yes」という結果を返すまでの流れが紹介されています。

ステップ1: ワークフローとトリガーの確認

  • ワークフローの編集画面からスタートします。
  • トリガー(登録条件)として、「イベント日」というプロパティの値が変更されたら起動するように設定されています。

ステップ2: カスタムアクションの追加

  • ワークフローの「+」アイコンをクリックして、新しいアクションを追加します。
  • アクション選択パネルの「Integrated apps」(連携済みアプリ)セクションから、「Custome Workflow Starter」を選択します。
  • 表示されるカスタムアクションのリストから、「Comparison Action」(文字列比較アクション)を選びます。

ステップ3: 比較ロジックの設定

  • 「Comparison Action」の設定画面が開きます。
  • Comparison Logic(比較ロジック): どのように比較するかを選択します。動画では、以下のロジックが選択肢として表示されます。
    • is equal to (次と等しい)
    • is not equal to (次と等しくない)
    • contains (次を含む)
    • does not contain (次を含まない)
    • starts with (次で始まる)
    • ends with (次で終わる)

ステップ4: 比較対象の文字列を設定

  • Source String(比較元の文字列): 比較の基準となる値を設定します。動画では、ここでコンタクトプロパティなどのトークンを選択できることが示されています。
  • Comparison String(比較先の文字列): 比較対象となる値を設定します。ここには固定のテキスト(例:「緊急」)を入力したり、別のプロパティトークンを設定したりします。
  • 設定が完了したら「Save」(保存)をクリックします。

ステップ5: ワークフローの有効化と実行確認

  • 「1. String Comparison Action」がワークフローに追加されます。
  • ワークフローを有効化(動画では「Workflow is OFF」から「ON」にする操作を示唆)し、トリガー条件を満たす操作を行います。
  • 「Enrollment history」(登録履歴)タブに移動すると、「test@gmail.com」というコンタクトがワークフローを実行したことが確認できます。

ステップ6: 実行結果の確認

  • 実行履歴の詳細(Event details)を確認します。
  • 「Action outputs」(アクションの出力)セクションに、results(結果)としてyesという値が返されています。
  • これは、設定した比較ロジック(例:「○○が含まれている」)が「真(True)」であったことを意味します。もし条件を満たしていなければ、ここには no が返されます。

このように、「Comparison Action」を使用することで、文字列同士を比較した結果を「yes/no」のデータとして取得し、その後のワークフローアクションに活用できます。

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