HubSpotのワークフローは非常に強力な自動化ツールですが、サードパーティ製のカスタムワークフローアクションを追加することで、その可能性はさらに広がります。
今回は、住所情報が入力された際に、自動で郵便番号を検索し、データを補完する便利なカスタムワークフローアクション「Postal Code Search Action」の使い方を、動画の内容に沿ってステップごとに詳しく解説します。


顧客の住所情報は、マーケティングや営業活動において重要なデータですが、フォームからの入力漏れや手入力によるミスなど、データが不完全なケースは少なくありません。この「Postal Code Search Action」は、以下のような課題を解決することを目的としています。
このアクションは、様々なビジネスシーンでその効果を発揮します。
それでは、動画の内容に沿って具体的な設定方法を見ていきましょう。
まずはじめに、どのような条件でこのアクションを実行させるかを決めます。
次に、ワークフローに「郵便番号から住所検索」アクションを追加します。
アクションを選択すると、設定パネルが表示されます。
アクションの設定が完了したら、ワークフローを有効化します。
ワークフローがトリガー条件を満たして実行されると、アクションが動作します。結果はアクションログで確認できます。
このように、「Postal Code Search Action」を利用することで、住所情報さえあれば手動で調べる手間なく、自動で郵便番号をデータとして追加することができます。
これにより、顧客データの正確性を向上させ、データ入力の工数を大幅に削減することが可能になります。マーケティングから営業、物流まで幅広い業務の効率化に貢献するこの便利な機能を、ぜひお使いのHubSpot環境で試してみてはいかがでしょうか。
いいえ、標準機能ではありません。この記事(ステップ2)で解説されている機能は、「Custome Workflow Starter」というサードパーティ製(外部開発)アプリをHubSpotにインストールすることで利用可能になるカスタムアクションです。
いいえ、できません。この記事で紹介されている「Postal Code Search Action」は、住所の文字列(例: "6538 Nelson Ave, Burnaby, BC")から郵便番号(例: "V5H 0C6")を検索するための専用機能です。「郵便番号から住所を検索する」機能は含まれていません。
いいえ、自動では保存されません。ステップ5やまとめで説明されている通り、このアクションは郵便番号を「Action outputs(アクションの出力)」として出力するだけです。 その値をプロパティに保存するには、このアクションの後にHubSpot標準の「プロパティの値を設定」アクションなどを追加し、保存先のプロパティ(例:「郵便番号」)に対して、このアクションの出力値(post_code)をトークンで設定する作業が必要です。