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HubSpotカスタムワークフロー活用術!住所から郵便番号を自動検索する方法

HubSpotのワークフローは非常に強力な自動化ツールですが、サードパーティ製のカスタムワークフローアクションを追加することで、その可能性はさらに広がります。

今回は、住所情報が入力された際に、自動で郵便番号を検索し、データを補完する便利なカスタムワークフローアクション「Postal Code Search Action」の使い方を、動画の内容に沿ってステップごとに詳しく解説します。

Demo Video

Detail

このアクションの目的

顧客の住所情報は、マーケティングや営業活動において重要なデータですが、フォームからの入力漏れや手入力によるミスなど、データが不完全なケースは少なくありません。この「Postal Code Search Action」は、以下のような課題を解決することを目的としています。

  • データ入力の手間を削減: 住所情報さえあれば、郵便番号を手動で調べて入力する手間がなくなります。
  • データ精度の向上: 人為的な入力ミスを防ぎ、正確な郵便番号を自動で付与することで、顧客データの品質を高めます。
  • 業務効率の改善: データのクレンジングや補完作業を自動化し、担当者がより本来の業務に集中できる環境を作ります。

具体的な利用用途

このアクションは、様々なビジネスシーンでその効果を発揮します。

  • ダイレクトメール(DM)施策の精度向上:
    フォームから得た住所情報に自動で郵便番号を付与することで、DMの宛先リストを正確に作成できます。住所不備による返送リスクを低減し、施策の効果を最大化します。
  • エリアマーケティングの効率化:
    正確な郵便番号データを基に、特定の地域に住む顧客をセグメント化し、地域限定のキャンペーンやイベント案内を効率的に配信できます。
  • 営業担当の自動割り当て:
    新規リードの住所から郵便番号を特定し、その郵便番号が属するエリアの担当営業へ自動でコンタクトを割り当てるワークフローを構築できます。
  • ECサイトや物流業務の効率化:
    商品発送時の配送先データとして正確な郵便番号を自動で補完し、配送エラーの防止や送料計算の精度向上に繋げることができます。

設定手順ステップ・バイ・ステップ

それでは、動画の内容に沿って具体的な設定方法を見ていきましょう。

ステップ1: ワークフローのトリガーを設定する

まずはじめに、どのような条件でこのアクションを実行させるかを決めます。

  1. HubSpotのワークフロー編集画面を開きます。
  2. 「Trigger enrollment for contacts」で、ワークフローを開始するきっかけとなるトリガーを設定します。
    • 動画の例では、「イベント日」というプロパティの値が変更されたときにワークフローが開始されるように設定されています。

ステップ2: カスタムワークフローアクションを追加する

次に、ワークフローに「郵便番号から住所検索」アクションを追加します。

  1. ワークフローのフロー上にある「+」アイコンをクリックして、新しいアクションを追加します。
  2. 表示される「Choose an action」パネルの左側メニューを下にスクロールし、「Integrated apps」セクションの中にある「Custome Workflow Starter」をクリックします。
  3. アクションの一覧から「Postal Code Search Action」を選択します。

ステップ3: 検索する住所情報を設定する

アクションを選択すると、設定パネルが表示されます。

  1. 「Address」の入力フィールドに、郵便番号を検索したい住所情報を入力します。
  2. 動画では、「6538 Nelson Ave, Burnaby, BC」という具体的な住所を直接入力しています。
    • ポイント: ここでは、コンタクトプロパティなどに保存されている住所情報を動的に呼び出して設定することも可能です。これにより、コンタクトごとに異なる住所から郵便番号を検索できます。
  3. 入力が完了したら、「Save」ボタンをクリックします。

ステップ4: ワークフローを公開する

アクションの設定が完了したら、ワークフローを有効化します。

  1. 画面右上の「Review and publish」ボタンをクリックして、ワークフローをオンにします。

ステップ5: アクションの実行結果を確認する

ワークフローがトリガー条件を満たして実行されると、アクションが動作します。結果はアクションログで確認できます。

  1. ワークフローの詳細ページで「Action logs」タブを開きます。
  2. 実行履歴の中から詳細を確認したいコンタクトの「details」をクリックします。
  3. 画面右側に「Event details」が表示されます。
  4. Action outputs」セクションを確認すると、アクションの実行結果を見ることができます。
    • 動画の例では、「LABEL」が post_code、「VALUE」が V5H 0C6 となっており、入力した住所から郵便番号が正しく検索されていることが確認できます。
    • このデータは後続のHubspot のワークフローアクションで利用可能です。CRMのデータ更新に利用してください。

まとめ

このように、「Postal Code Search Action」を利用することで、住所情報さえあれば手動で調べる手間なく、自動で郵便番号をデータとして追加することができます。

これにより、顧客データの正確性を向上させ、データ入力の工数を大幅に削減することが可能になります。マーケティングから営業、物流まで幅広い業務の効率化に貢献するこの便利な機能を、ぜひお使いのHubSpot環境で試してみてはいかがでしょうか。

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