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HubSpotワークフローで数値を比較する方法(Custome Workflow Starter活用)

この記事では、HubSpotのサードパーティ製アプリ「Custome Workflow Starter」に含まれる「Number Comparison Action(数値比較アクション)」機能について、その目的、利用用途、そして実際の操作手順を動画に沿って解説します。

Demo Video

Detail

目的

このワークフローアクションの主な目的は、2つの数値(プロパティの値、または固定の数値)を、指定したロジック(等しい, 等しくない, より大きい, 以上, など)に基づいて比較することです。

比較結果は「yes」または「no」というデータ(出力値)として返されます。この出力値を利用することで、HubSpot標準の「IF/THEN分岐」アクションと組み合わせて、「スコアが100以上の場合」「購入回数が0と等しい場合」といった、より具体的な数値条件に基づいたプロセス自動化が可能になります。

利用用途

この機能は、プロパティの数値に基づいてロジックを分岐させたい場合に非常に強力です。

  • リードスコアリング: コンタクトの「HubSpotスコア」プロパティが、特定のしきい値(例: 100)**以上(>=)**になったかを判定し、セールスに通知する。
  • アクティビティの追跡: 「ウェブサイトの訪問回数」が特定の値(例: 5)**より大きい(>)**場合に、異なるEメールシーケンスに登録する。
  • 購入履歴の確認: 「購入回数」が 0 **と等しい(=)**顧客を特定し、初回購入オファーを送る。
  • データ検証: 2つの異なる数値プロパティ(例: 「見積額」と「受注額」)を比較し、**等しくない(!=)**場合にアラートを出す。

動画で見る設定と実行ステップ

動画では、ワークフローに「Number Comparison Action」を設定し、それが実行されて「no」という結果を返すまでの流れが紹介されています。

ステップ1: ワークフローとトリガーの確認

  • ワークフローの編集画面からスタートします。
  • トリガー(登録条件)として、「イベント日」というプロパティの値が変更されたら起動するように設定されています。

ステップ2: カスタムアクションの追加

  • ワークフローの「+」アイコンをクリックして、新しいアクションを追加します。
  • アクション選択パネルの「Integrated apps」(連携済みアプリ)セクションから、「Custome Workflow Starter」を選択します。

ステップ3: アクションの選択

  • 表示されるカスタムアクションのリストから、「Number Comparison Action」(数値比較アクション)を選びます。

ステップ4: 比較ロジックの選択

  • 「Number Comparison Action」の設定画面が開きます。
  • Comparison Logic(比較ロジック): どのように数値を比較するかを選択します。動画の説明にあるように、以下のロジックが選択可能です。
    • Greater than or equal (>=)(以上)
    • Less than or equal (<=)(以下)
    • Greater than (>)(より大きい)
    • Less than (<)(より小さい)
    • Equal (=)(等しい)
    • Not equal (!=)(等しくない)
  • 動画では「Greater than or equal (>=)」(以上)を選択しています。

ステップ5: 比較する数値の指定

  • Base Number(基準の数値): 比較の基になる数値を設定します。固定の数値を入力することも、プロパティトークンを使って動的な値(例: コンタクトの「訪問回数」プロパティ)を挿入することも可能です。
  • Comparison Number(比較対象の数値): 比較先の数値を設定します。こちらも同様に、固定値またはプロパティトークンを使用できます。

ステップ6: ワークフローの有効化と実行確認

  • アクションを保存し、ワークフローを有効化(Workflow is On)します。
  • トリガー条件を満たす操作が行われると、コンタクトがワークフローに登録されます。
  • 「Enrollment history」(登録履歴)タブに移動し、「test@gmail.com」というコンタクトの実行履歴をクリックします。

ステップ7: 実行結果の確認

  • 画面右側に実行詳細(Event details)が表示されます。
  • 「Action outputs」(アクションの出力)セクションを確認すると、LABEL(ラベル)が comparisonResultVALUE(値)が no となっています。
  • これは、設定した比較ロジック(例: 「Base Number」が「Comparison Number」以上である)が「偽(False)」であったことを意味します。もし条件を満たしていれば、ここには yes が返されます。

このように、「Number Comparison Action」で得られた「yes/no」の結果を、後続の「IF/THEN分岐」アクションの条件として使用することで、数値に基づいた詳細なワークフロー分岐を実現できます。

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