Home
>
Product
>
Template Top
>
詳細ページ

HubSpotワークフローで数値の掛け算を実行する方法(Custome Workflow Starter活用)

この記事では、HubSpotのサードパーティ製アプリ「Custome Workflow Starter」に含まれる「Multiplication Action(掛け算アクション)」機能について、その目的、利用用途、そして実際の操作手順を動画に沿って解説します。

Demo Video

Detail

目的

このワークフローアクションの主な目的は、ワークフロー内で2つの数値(プロパティの値、または固定の数値)を指定し、それらを掛け算(乗算)することです。

計算結果は「Calculation Result」(計算結果)という出力値として返されます。この出力値を利用することで、計算結果を別のプロパティに保存したり、後続の分岐条件として使用したりできます。

利用用途

この機能は、特にEコマースや見積もり計算など、数値の演算が必要なプロセスを自動化する際に役立ちます。

  • 合計金額の算出: 「商品の単価」プロパティと「購入数量」プロパティを掛け合わせ、自動で「合計金額」プロパティに保存する。
  • ポイント計算: 「購入金額」に対して、特定の係数(例: 0.05)を掛け合わせ、「付与ポイント」を算出する。
  • 見積もり計算: 「作業時間(時間数)」と「時間単価」を掛け合わせ、見積もり項目の一つとして計算する。

動画で見る設定と実行ステップ

動画では、2 という数値と 2 という数値を掛け合わせ、その計算結果 4 をプロパティに保存するまでの流れが紹介されています。

ステップ1: ワークフローとトリガーの確認

  • ワークフローの編集画面からスタートします。
  • トリガー(登録条件)として、「イベント日」というプロパティの値が変更されたら起動するように設定されています。

ステップ2: カスタムアクションの追加

  • ワークフローの「+」アイコンをクリックして、新しいアクションを追加します。
  • アクション選択パネルの「Integrated apps」(連携済みアプリ)セクションから、「Custome Workflow Starter」を選択します。

ステップ3: アクションの選択

  • 表示されるカスタムアクションのリストから、「Multiplication Action」(掛け算アクション)を選びます。

ステップ4: 掛け合わせる数値の指定

  • 「Multiplication Action」の設定画面が開きます。
  • Base Number(基準の数値): 1つ目の数値を入力します。固定値のほか、プロパティトークンを使って動的な値(例: 「単価」プロパティ)を設定できます。
  • Second Number(2つ目の数値): 2つ目の数値を入力します。こちらも同様に、固定値またはプロパティトークン(例: 「数量」プロパティ)が使用可能です。
  • 動画では、Base Number2Second Number2 を入力しています。
  • 設定後、「Save」(保存)をクリックします。

ステップ5: 計算結果(出力値)の利用

  • 「Multiplication Action」は、計算結果を出力するだけのアクションです。この結果をプロパティに保存するには、後続のアクションが必要です。
  • ワークフローで、先ほどのアクションの後に「+」を押し、標準の「レコードを編集(Edit record)」や「プロパティの値を設定」アクションを追加します。
  • 保存先の数値プロパティ(動画では "Set num")を選択します。
  • 値を入力する欄で、「アクションの出力(Action outputs)」を選択します。
  • 1. Multiplication Action」(ステップ番号は環境によります)を展開し、Calculation Result という出力トークンを選択します。
  • これにより、「掛け算の計算結果」が指定したプロパティに設定されます。

ステップ6: 実行結果の確認

  • ワークフローを有効化(Workflow is On)し、トリガーを実行します。
  • 「Enrollment history」(登録履歴)タブで、実行されたコンタクト(test@gmail.com)の履歴詳細を開きます。
  • 1. Multiplication Action」の「Action outputs」(アクションの出力)を見ると、VALUE(値)が 4.0 となっており、2 * 2 の計算が正しく実行されたことが確認できます。
  • その後続の「2. Edit record」アクションも成功しており、この 4.0 という値がプロパティに保存されたことがわかります。

この値を後続のワークフローアクションに利用できます。プロパティの更新や分岐条件にご利用ください。

Source Code

HTML
CSS
Javascript

FAQ