この記事では、HubSpotのサードパーティ製アプリ「Custome Workflow Business v2」に含まれる「Marketing Event Search Action(マーケティングイベント検索アクション)」機能について、その目的、利用用途、そして実際の操作手順を動画に沿って解説します。


このワークフローアクションの主な目的は、ワークフロー内で、HubSpotの「マーケティングイベント」オブジェクトを、イベント名、ID、日付、タイプなどの複数の条件で検索し、そのイベントの詳細情報(開催日、主催者、URLなど)を取得することです。
検索条件はAND条件として機能し、最も関連性の高い(最も一致する)イベントを1件返します。取得した情報はワークフローの「出力値」として返されます。
この機能は、ワークフローのトリガーとなったコンタクトに関連するマーケティングイベントの情報を動的に取得し、その後のアクションに活用したい場合に役立ちます。
動画では、Virtual cooking class という名前のマーケティングイベントを検索し、その詳細情報(主催者名、イベントタイプなど)を取得するまでの流れが紹介されています。
ステップ1: 実行前のデータ確認
Virtual cooking class が存在し、Type(タイプ)が Webinar、Organizer(主催者)が Chef Joe となっていることを確認します。ステップ2: ワークフローとトリガーの確認
イベント日」というプロパティの値が変更されたら起動するように設定されています。ステップ3: カスタムアクションの追加
ステップ4: 検索条件の指定
"Virtual cooking class" と入力しています。ここにはプロパティトークンも使用可能です。Event ID query(イベントID)Event date(イベント開催日)Event type query(イベントタイプ)Event URL Property(イベントURL)Event Start/End DateTime Property(イベント開始/終了日時)Event Custom Property(カスタムプロパティ)ステップ5: ワークフローの有効化と実行確認
Brian Halligan)の実行履歴をクリックします。ステップ6: 実行結果の確認
eventName: Virtual cooking classeventType: WebinareventOrganizer: Chef JoeeventStartDate: ...
いいえ、標準機能ではありません。この記事で解説されている機能は、「Custome Workflow Business v2」というサードパーティ製(外部開発)アプリをHubSpotにインストールすることで利用可能になるカスタムアクションです。
いいえ、されません。このアクションは検索条件(AND条件)に最も関連性の高い(最も一致する)イベントを1件だけ検索し、その情報を「出力値」として返します。複数のイベント情報を一度に取得する機能ではありません。
はい、可能です。ステップ4で解説されているように、「Event name query(イベント名クエリ)」の入力欄には、固定のテキストだけでなく、プロパティトークン(パーソナライズトークン)を使用することができます。これにより、ワークフローのトリガーとなったコンタクトのプロパティ値に基づいて、動的にイベントを検索できます。