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HubSpotワークフローで複数プロパティを一括クリアする方法(Custome Workflow Starter活用)

この記事では、HubSpotのサードパーティ製アプリ「Custome Workflow Starter」に含まれる「Batch Property Clear Action(プロパティの一括クリアアクション)」機能について、その目的、利用用途、そして実際の操作手順を解説します。

Demo Video

Detail

目的

このワークフローアクションの主な目的は、特定のトリガー条件を満たしたコンタクト(または他のオブジェクト)の複数のプロパティ値を一度にまとめてクリア(削除)することです。

標準のHubSpotワークフローでは、プロパティをクリアする際に「プロパティ値を設定」アクションを使い、一つずつ空の値を設定する必要がありますが、このカスタムアクションを使えば、1つのアクションで最大5つ(動画のUIに基づく)のプロパティを同時に処理できます。

利用用途

この機能は、以下のようなデータクレンジングやプロセス自動化の場面で非常に役立ちます。

  • 一時データの削除: フォーム送信やイベント参加(動画内では「イベント日」)をきっかけに一時的に使用したプロパティの値を、処理完了後にリセットしたい場合。
  • ステータスの初期化: 特定のフェーズが完了した顧客の関連情報を一括でクリアし、次のプロセスに備えさせたい場合。
  • データクレンジング: 定期的なメンテナンスとして、特定の条件を満たしたレコードの不要になった古いデータ(例:古い住所情報、過去のキャンペーン情報など)を一括で消去したい場合。

動画で見る設定と実行ステップ

動画では、特定のプロパティ(「イベント日」)が更新されたことをトリガーに、指定した3つのプロパティ(「City」「Company Name」「Country/Region」)の値を自動でクリアする流れが紹介されています。

ステップ1: 実行前のデータ確認

  • まず、テスト用のコンタクト(または取引先)レコードを開きます。
  • 「City」(市区町村)と「Country/Region」(国/地域)のフィールドに「test」という値を手動で入力し、保存します。この時点では、各フィールドにデータが入力されている状態です。

ステップ2: ワークフローのトリガー設定

  • HubSpotのワークフロー編集画面に移動します。
  • このワークフローのトリガー(登録条件)は、「イベント日 というプロパティの値が変更され、値が設定された(is known)」時に設定されています。

ステップ3: カスタムアクションの追加

  • ワークフローの「+」アイコンをクリックして、新しいアクションを追加します。
  • アクション選択パネルの「Integrated apps」(連携済みアプリ)セクションから、「Custome Workflow Starter」を選択します。
  • 表示されるカスタムアクションのリストから、「Batch Property Clear Action」(プロパティの一括クリアアクション)を選びます。

ステップ4: クリアするプロパティの指定

  • 「Batch Property Clear Action」の設定画面が開きます。
  • ここで、値をクリアしたいプロパティを最大5つまで選択します。
  • 動画では、以下の3つのプロパティを指定しています。
    • Clear Property 1: City(市区町村)
    • Clear Property 2: Company Name(会社名)
    • Clear Property 3: Country/Region(国/地域)
  • 設定後、「Save」(保存)をクリックしてアクションをワークフローに追加します。

ステップ5: ワークフローの有効化と実行確認

  • ワークフロー編集画面の右上にあるトグルスイッチを「On」にして、ワークフローを有効化します。
  • (動画ではデモのため、トリガー条件を満たす操作が別途行われた前提で)「Enrollment history」(登録履歴)タブに移動します。
  • 「test@gmail.com」というレコードがワークフローに登録され、「1. Batch Property Clear Action」が「Success」(成功)として実行されたことが確認できます。
  • アクションの出力(Action outputs)を見ると、clearedProperties(クリアされたプロパティ)として city,company,country がリストされており、3つのプロパティが正常に処理されたことがわかります。

ステップ6: 実行結果の確認

  • 最後に、ステップ1で確認したテスト用コンタクト(取引先)レコードの画面に戻り、ページをリロードします。
  • 「Contact information」(コンタクト情報)セクションを確認すると、先ほどまで「test」と入力されていた「City」、「Company Name」、「Country/Region」の各フィールドが、すべて空欄(クリア)になっていることが確認できます。

このように、「Batch Property Clear Action」を使用することで、特定の条件をトリガーにして、複数のプロパティ値を効率的に一括削除する自動化プロセスを簡単に構築できます。

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