
Webサイトのドメイン(URL)を入力するだけで、そのサイトが利用しているメールサーバーやホスティング、マーケティングツールを自動で判定できれば、競合調査やクライアントへの技術提案が非常にスムーズになります。本記事では、Google Apps Script(GAS)を用いて、DNSレコードを高速にチェックし、利用サービスを可視化するツールについて解説します。


このスクリプトの目的は、ドメインに関連付けられたDNSレコード(MX, TXT, CNAMEなど)を解析し、背後で動いているインフラや外部ツールを「見える化」することです。
dig コマンドやWeb上のDNSチェッカーを使い、一つ一つ調べる手間を完全に排除します。Code.gs に以下のコードを記述します。これにより、スプレッドシートを開いた際に独自のメニューが表示されるようになります。
/**
* スプレッドシート起動時にメニューを追加
*/
function onOpen() {
DNSChecker.addMenu();
}
/**
* A列のドメインをすべてチェック(詳細モード)
*/
function checkAllDomains() {
DNSChecker.checkSheet({ detailed: true });
}また、カスタム関数としても利用可能です。セルに =DETECTSERVICES(A1) と入力することで、特定のドメインの利用サービスのみを抽出することもできます。
このツールは、以下の主要なカテゴリーのサービスを自動判別します。
各サービス固有のDNSレコードのパターンを照合しています。例えば、MXレコードに「https://www.google.com/search?q=google.com」が含まれていればGoogle Workspace、TXTレコードに「hubspot」という文字列が含まれていればHubSpotを利用していると判定する仕組みです。
はい、大丈夫です。ライブラリ内部でURLから自動的にドメイン部分(example.comなど)を抽出して解析を行うため、URLをそのまま貼り付けても問題なく動作します。
「Simple Check」は特定されたサービス名のみを表示しますが、「Detailed Check」を実行すると、サービス名に加えて実際のMXレコードの内容や、SPF、DMARCといった詳細な設定状況まで解析し、スプレッドシートに出力します。