この記事では、HubSpotのサードパーティ製アプリ「Custome Workflow Starter」に含まれる「Text Replacement Action(文字列置き換えアクション)」機能について、その目的、利用用途、そして実際の操作手順を動画に沿って解説します。


このワークフローアクションの主な目的は、特定の文字列(プロパティの値など)の中から、指定したテキストを検索し、それを別のテキストに自動で置き換えることです。
例えば、「ノート」プロパティに "ABC-001" と入っている場合に、"001" を "002" に置き換えて "ABC-002" という結果を取得できます。置き換えた後の文字列はワークフローの「出力値」として返されるため、その後のアクションで別(または同じ)のプロパティに保存することが可能です。
この機能は、データの整形や正規化、特定情報の更新を自動化する際に役立ちます。
動画では、ある文字列に含まれる "112" というテキストを "204" に置き換え、その結果を別のプロパティに保存するまでの流れが紹介されています。
ステップ1: ワークフローとトリガーの確認
イベント日」というプロパティの値が変更されたら起動するように設定されています。ステップ2: カスタムアクションの追加
ステップ3: アクションの選択
ステップ4: 置き換えルールの設定
Base Text の中から見つけ出したい文字列を入力します。(例: "112")Search Text の代わりに使用する新しい文字列を入力します。(例: "204")ステップ5: 置き換えた結果(出力値)の利用
1. Text Replacement Action」(ステップ番号は環境によります)を展開し、Replaced Text という出力トークンを選択します。ステップ6: 実行結果の確認
1. Text Replacement Action」の「Action outputs」(アクションの出力)を見ると、VALUE(値)が test204 となっています。(元の値が "test112" で、"112" が "204" に置き換えられたことを示します)2. Edit record」アクションも成功しており、この test204 という値が正しくプロパティに保存されたことが確認できます。いいえ、標準機能ではありません。この記事で解説されている機能は、「Custome Workflow Starter」というサードパーティ製(外部開発)アプリをHubSpotにインストールすることで利用可能になるカスタムアクションです。
はい、可能です。ステップ4の設定で、「Search Text(検索する文字列)」に削除したい文字(この場合はハイフン -)を指定し、「Replacement Text(置き換える文字列)」を**何も入力しない(空欄にする)**ことで、元の文字列からハイフンを削除した結果(例: 090-1234-5678 → 09012345678)を得ることができます。
いいえ、自動では更新されません。ステップ5で説明されている通り、このアクションは置き換えた後の文字列を「Replaced Text」として出力するだけです。 もし元のプロパティの値を更新したい場合は、このアクションの後にHubSpot標準の「プロパティの値を設定」アクションを追加し、「保存先のプロパティ」として元のプロパティを指定し、「設定する値」としてこのアクションの出力(Replaced Text)を指定する必要があります。