この記事では、HubSpotのサードパーティ製アプリ「Custome Workflow Starter」に含まれる「Multiplication Action(掛け算アクション)」機能について、その目的、利用用途、そして実際の操作手順を動画に沿って解説します。


このワークフローアクションの主な目的は、ワークフロー内で2つの数値(プロパティの値、または固定の数値)を指定し、それらを掛け算(乗算)することです。
計算結果は「Calculation Result」(計算結果)という出力値として返されます。この出力値を利用することで、計算結果を別のプロパティに保存したり、後続の分岐条件として使用したりできます。
この機能は、特にEコマースや見積もり計算など、数値の演算が必要なプロセスを自動化する際に役立ちます。
0.05)を掛け合わせ、「付与ポイント」を算出する。動画では、2 という数値と 2 という数値を掛け合わせ、その計算結果 4 をプロパティに保存するまでの流れが紹介されています。
ステップ1: ワークフローとトリガーの確認
イベント日」というプロパティの値が変更されたら起動するように設定されています。ステップ2: カスタムアクションの追加
ステップ3: アクションの選択
ステップ4: 掛け合わせる数値の指定
Base Number に 2、Second Number に 2 を入力しています。ステップ5: 計算結果(出力値)の利用
1. Multiplication Action」(ステップ番号は環境によります)を展開し、Calculation Result という出力トークンを選択します。ステップ6: 実行結果の確認
1. Multiplication Action」の「Action outputs」(アクションの出力)を見ると、VALUE(値)が 4.0 となっており、2 * 2 の計算が正しく実行されたことが確認できます。2. Edit record」アクションも成功しており、この 4.0 という値がプロパティに保存されたことがわかります。この値を後続のワークフローアクションに利用できます。プロパティの更新や分岐条件にご利用ください。
いいえ、標準機能ではありません。この記事で解説されている機能は、「Custome Workflow Starter」というサードパーティ製(外部開発)アプリをHubSpotにインストールすることで利用可能になるカスタムアクションです。
はい、可能です。ステップ4で解説されているように、「Base Number(基準の数値)」と「Second Number(2つ目の数値)」の入力欄には、固定の数値(例: 2)だけでなく、プロパティトークン(パーソナライズトークン)を使用できます。それぞれの欄に「単価」と「数量」のプロパティを指定することで、レコードごとに動的な計算が実行されます。
いいえ、保存されません。ステップ5で説明されている通り、このアクションは計算結果を「Calculation Result」として出力するだけです。その結果を「合計金額」プロパティに保存するには、このアクションの後に、HubSpot標準の「プロパティの値を設定」アクションを追加し、保存する値として「Multiplication Action」の出力トークン(Calculation Result)を指定する必要があります。